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シャーディング

シャーディング

シャーディングは、ブロックチェーンネットワークのスケーラビリティ(拡張性)を向上させるための技術のことです。

ブロックチェーンは通常、全参加者がすべてのトランザクションを検証する必要があるため、処理能力やネットワークの負荷が増大する傾向があります。

シャーディングはこの課題に対処する方法として開発されました。

シャーディングでは、ブロックチェーンを複数の小さなセグメントに分割します。

各セグメントは「シャード」と呼ばれます。それぞれのシャードは独自のトランザクション履歴を持ち、独自の処理能力を持つ一部のネットワーク参加者によって管理されます。

各シャードは相互に独立して動作し、トランザクションの処理やスマートコントラクトの実行などを担当します。

これにより、ネットワーク全体の処理能力が向上し、スケーラビリティが向上します。

さらに、シャーディングによってネットワークのトランザクション処理速度も向上することが期待されます。

シャーディングにはいくつかのアプローチがありますが、一般的にはトランザクションをランダムにシャードに振り分けるランダムシャーディングや、特定の規則に基づいてシャードに振り分けるルールベースシャーディングなどがあります。

シャーディングとはブロックチェーンネットワークのスケーラビリティを向上させるための技術なんだなー、と思っておけば大丈夫です。