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P2P

P2P

P2P(Peer-to-Peerの略、ピーツーピー)ネットワークとは、中央集権的なサーバーを必要とせず、複数のコンピューター同士が直接データをやり取りすることができる通信方式のことです。

ちなみに、Peerという単語は「同等の人」の意味を持っています。

ネットワークの参加者が相互に通信してファイルやリソースを共有することができ、この仕組みは仮想通貨はもちろんのこと、LINEにも利用されています。

 

メリット

1.データ処理量を分散でき、スピーディーな取引が可能

2.サーバーがダウンすることがない
ネットワークに接続するユーザーが増えても中央サーバーが存在しないため、負荷が集中してサーバーがダウンすることがありません。

3.低コスト運用
通信回線やサーバーなどの機器に高額な投資をすることなく、低コストで安全にネットワークを構築・運営することが可能です。。

4.個別端末の影響が少ない
特定の端末でウィルス感染のような障害が起きても、利用者が受ける影響は小さくなります。
中央サーバーを持つネットワークだと、障害によってすべてのユーザー同士でデータ通信ができなくなってしまいます。

 

デメリット

1.著作権問題
著作権で保護された著作物の共有も可能となります。
これは、P2P技術を応用して開発されたWinnyというファイル共有ソフトで問題となりました。

2.セキュリティ問題
データの改ざんや不正混入などの問題が挙げられます。
仮想通貨は改竄ができないように、P2P技術とブロックチェーン技術を組み合わせた仕組みとなっています。

Winny問題について、興味ある方はこちらの動画を参考にしてみて下さい。
本を読みましたがかなり興味深い内容でした。