はじめに
はじめまして。
Web3.0ビギナーズの管理人です。
当ブログを発見していただいてありがとうございます。
このページでは、当ブログについて軽く説明を行った後にWeb3.0について説明を行っていきます。
まず、このブログはWeb3.0についての内容を中心に扱ったブログとなります。
筆者が最初にWeb3.0に触れた時、右も左もわからなかったけど調べてみるととりあえず面白いからずっと調べてました。(Web3.0の中でも仮想通貨寄り)
周囲にWeb3.0について聞ける人が誰もいなかったので、最初のうちは情報収集に苦労していました。
また、友人にWeb3.0について教えてくれと頼まれた時も、口頭での説明というのが中々難しく、自分で色々と経験しないと覚えられないだろうなという感覚もありました。
それらの経験が基となり、自分でWeb3.0に関する情報を発信してみようと思うようになったのが当ブログを開始したきっかけです。
コンセプトは「初心者のうちに欲しかった、日本語でそこそこの情報がまとまったサイト」です。
日本語である程度Web3.0についてまとまった情報サイトってあまりないんですよね。(自分が欲している情報)
あとはファクトチェックについても慎重にならなきゃなので。(読んでる方も等ブログの情報を鵜呑みにするのではなくファクトチェックするようにして下さいね。)
ちなみになんですが、初心者の方を対象として説明を行なっているため、技術や仕組みの深いところまでこの記事で網羅をしているというわけではなく、わかりやすさの部分に重きを置いていることをご理解くださいね。
そんな感じで、自分が初心者のうちに知りたかった内容やトレンド情報などについてちょくちょく記事を更新していければと思っています。
Home画面にあるでっかい見出しのタイトルをそれぞれ読んでもらえれば初心者の方でも実践形式でなんとなーく理解が進んでいって貰えるんじゃないかなと思っています。
あとのことは個別記事でちまちま更新していく予定です。
以上、当ブログについての説明でした。
続いて、Web3.0とは一体何?
ということについて説明していきます。
Web3.0とは
まず、Web3.0とは、今までのWeb2.0から更に進化したWebのことを指します。
Web2.0という表現だと馴染みが薄いかもしれませんが、いわゆるSNSのようにユーザー同士がお互いにやり取りができるといったことですね。
Twitter、Instagram、Facebook、LINEといったものはまさにWeb2.0のサービスのことで、ほとんどの方が利用していると思います。
このようにWeb2.0により、ユーザーが情報を共有し交流することができるようになり、生活には欠かせないサービスになっています。
しかし、Web3.0では、それに加えて、ブロックチェーン技術や分散型アプリケーション、仮想通貨などが利用され、より安全で自由度が高く、透明性のあるWebを実現することが目指されています。
Web3.0が持つ思想を理解してからブロックチェーンなどの技術について見た方が理解が進むと思うので、Web3.0とはどのような考え方に基づいているのかということについて見ていきましょう。
Web3.0の基本理念
分散的な社会
Web3.0とは、今後のインターネットの進化形態のことを指しています。
Web2.0とは異なり、Web3.0の基本理念は、中央集権的な権力構造から分散的な権力構造への転換にあります。
現在のWeb2.0では、インターネットの門戸を一部の企業が独占し、個人情報や利益を収奪することが問題視されています。
いわゆる超大手企業であるGAFAMが私達の生活には欠かせない企業である反面、情報を独占されることによる様々な懸念があります。
これに対してWeb3.0では、個人情報や財産権などの管理がユーザー自身に委ねられるため、権限を持つ中央集権的な権力構造が崩壊し、自己決定権を持った分散的な社会が実現することが期待されています。
具体的には、例えばSNSなどのWebサービスが、ユーザー自身が所有する分散型ネットワーク上で運営されるようになり、プラットフォーム側が利益を得るための広告などの利用も、ユーザー自身が希望する場合に限定されるようになることが想定されています。
<イメージ図>
このように、Web3.0は、個人の自由やプライバシーを尊重し、分散的な社会を実現する思想が根本にあります。
ブロックチェーンを始めとした技術革新によって、「Web3.0の理想とする社会が実現できるんじゃね?」となって徐々に、ムーブメントが大きくなってきているというのが現在の立ち位置でしょう。
強者である大企業や政府から私達の自由を勝ち取ろうというムーブメントがWeb3.0の掲げる基本理念です。
つまり、Web2.0とWeb3.0の違いは、中央集権VS 非中央集権と置き換えることができるでしょう。
中央集権的な問題
①情報の改ざんや検閲
中央集権的なシステムでは、システムを運営する中央管理者が情報をコントロールすることが可能です。そのため、情報の改ざんや検閲が行われる可能性があります。
政府による情報操作や、企業による検閲などがその例です。
②サービス終了
ソシャゲなどは課金者が減少するとサービス終了となってしまう問題がを抱えています。
ユーザーは今まで時間をかけて育ててきたキャラクターがいたとしても、ゲーム自体が終了してしまったら、今後そのキャラクターが利用できなくなっていまいます。
このように、一つの運営体に依存しているサービスであると、サービスが終了となるリスクはどうしても存在します。
ソシャゲを一例に挙げましたが、サービスが終了してしまい、困る事例は身の回りに多く存在します。
銀行ですら破綻してしまうご時世なので、サービスの継続が運営によるところが大きいというのは、中央主権的な問題の一つと言えます。
③データの漏洩
中央集権的なシステムでは、データを一箇所に集めて管理するため、そのサーバーが攻撃されると大量の個人情報が漏洩する可能性があります。
例えば、クレジットカード会社やネットショップのデータベースがハッキング被害に遭った場合、顧客情報が盗まれることがあります。
個人情報が流出したというニュースは頻繁に目にするようになりましたが、自分のデータは企業に保管されているためどうすることもできないのが中央集権的な問題です。
ここまででWeb3.0の概念と基本理念、中央集権的な問題について見てきました。
次からはWeb3.0を可能にする技術について見ていきましょう。
ブロックチェーン
ブロックチェーン技術を一言で言うと、分散型の台帳技術のことです。
通常、台帳は中央集権的なシステムで管理されますが、ブロックチェーン技術では、情報を保存するために中央集権的なシステムを必要とせず、ネットワーク内の複数のノード(コンピュータ)がデータを管理します。
身近な例で見て見ましょう。
銀行とは中央集権的な組織でみんなの金融取引履歴を管理(台帳)しています。
これを、銀行に任せておくのは信用できないからみんなで相互監視しながら管理しようねと言うことです。(分散型台帳)
このように、今までは銀行などの限られた中央集権的な組織でしか管理ができなかったことが、ブロックチェーン技術を活用して非中央集権的に管理ができることになりました。
どうしてこのようなことができるのかというと、ブロックチェーンの大きな特徴として過去のデータを改ざんすることが不可能であるということがあるからです。
このような特徴があるからこそ、安全で透明性の高い情報の保存や取引を非中央集権的に実現することが可能となっているわけです。
分散型アプリケーション【Dapps】
Web3.0は、脱中央集権であると述べましたが、Dapps(Decentralized Applications)は中央集権的なアプリケーションの問題点を解決し、分散型アプリケーションを実現することが可能になります。
Dappsは、ユーザーが直接アプリケーションを利用するためのサーバーやデータベースを必要とせず、ブロックチェーンの仕組みを利用して運用されます。
これにより、中央集権的なアプリケーションに比べて、より透明性が高く、信頼性のあるサービスを提供することが可能になります。
Web3.0でのDappsの例としては管理者のいない金融機関であるDeFi(Decentralized Finance)があります。
DeFiを活用すれば、銀行を通さずに資金を借りたり貸したりすることが可能です。
スマートコントラクト
スマートコントラクトとは、コンピューター上で自動的に実行される契約のことです。
つまり、あらかじめ設定された条件を満たした場合に自動的に決済や配分、アクションなどが実行される仕組みのことを指します。
この技術が現実の事柄に結びつくことで様々な可能性が広がります。
例えば、物流管理においてスマートコントラクトを利用することで、物流管理を自動化することができ、輸送会社、運送業者、受取人などが商品の受け渡しや支払いに関する契約条件を自動的に決定できるようになります。
これにより、物流の手数料や運賃を削減することができます。
スマートコントラクトは、ブロックチェーン上に実装されることが多く、取引の透明性や信頼性を高めることができます。
仮想通貨
Web3.0において、仮想通貨は重要な役割を担っています。
これは、Web3.0が分散型のWebであることから、従来の中央集権的な金融システムに代わる新しい金融システムとしての役割を果たすことが期待されているためです。
仮想通貨は、ここまでで見てきた分散型のブロックチェーン技術を利用して取引が行われています。
つまり、中央集権的な金融システムに比べてより透明性やセキュリティが高く、誰にもコントロールされることなく、自由に取引ができるという特徴を備えています。
そして、仮想通貨を利用することで、国境を超えた取引が可能になり、決済手数料も低くなるというメリットがあります。
これは、従来の金融システムでは、国際送金の際に発生する手数料が高く、時間もかかるという問題を解決することができます。
さらに、仮想通貨は、スマートコントラクト機能を持っており、自動的に契約を履行することができます。
以上のような性質があるため、様々な特性を持った仮想通貨が登場してきています。
ただし、仮想通貨は新しい分野であるが故、価格変動が大きく、リスクが高く、規制が不十分であることも事実です。
ビットコイン
仮想通貨の代表格であるビットコインについて見ていきましょう。
ビットコインは、2008年10月サトシ・ナカモトという人物がネット上である論文を公開したのがきっかけで登場しました。
サトシ・ナカモトは現在でも謎のベールに包まれている人物で、管理者の存在しない分散型のシステムとしてBitcoinは出来上がりました。
最初の分散型仮想通貨で、ビットコインは世界中で最も一般的な仮想通貨となっています。
仮想通貨といばビットコインと思う人も多いのではないのでしょうか?
管理者が存在しない、一定の認知度ある仮想通貨はビットインしか存在していません。
ここは重要なポイントで、真に分散されている仮想通貨はビットコインのみと言われている理由です。
ビットコインは発行枚数が2,100万枚までと決まっています。
そのため、総量がある程度決まっている金との比較でデジタルゴールドと呼ばれることもあります。
保管場所や管理手数料がかからない点で金よりもビットコインの方がメリットが多いという意見もあるほどです。
余談ですが、ビックカメラではビットコインを使用して買い物ができると言うことは知っていましたか?
銀行による送金手順の例
①Aさんが自分の銀行口座からBさんの銀行口座に送金を依頼。
②銀行がその依頼を受けて、Aさんの口座からお金を引き出してBさんの口座に入金。
③銀行側の取引承認後、Bさんの口座に入金。
ビットコインによる送金手順の例
①Aさんが自分のウォレット(仮想通貨の保管ツール)からBさんのウォレットに送金。
②取引(トランザクション)の承認後、Bさんのウォレットに入金。
ビットコインでの海外送金の場合、今この瞬間に地球の裏側にいる人にダイレクトに資金を送金できることが可能です。
ビットコインの本質は、分散型の取引台帳であるブロックチェーンによって実現される「信頼性の高い取引システム」であり、P2Pネットワーク(ざっくりいうと「みんなで相互監視をして管理しましょうね」ということ)上での取引が実現可能となる点です。
まとめ
Web3.0について解説してきましたがいかがでしたでしょうか?
中央集権的なシステムから非中央集権システムへの移行の流れがWeb3.0的な流れともいえます。
しかし、ここで挙げてきたWeb3.0での活用が見込まれている技術については、Web2.0についても活用が見込めるものもあるため、今後全てがWeb3.0に置き換わっていくと言うよりかは、Web2.0との棲み分けが徐々に行われていくようになると思います。
先日、Web3ホワイトペーパーも公開され、日本でもWeb3.0については国を挙げて推し進めていく政策だと言うことからもそのように感じます。
Web3.0を「怪しいか、怪しくないか?」という2択で考えるよりも、「国策ともなっているWeb3.0ってなんだろう?」と言う観点で調べてみるとより多くのことを学べると思います。
この記事を最後まで読んでくださった皆様に、少しでもWeb3.0に対して理解が深まったと思っていただけたら嬉しく思います。