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クジラ

クジラ

仮想通貨業界でよく、「クジラが動いた!」なんて言葉が飛び交いますが、これは海に住むクジラのことではありません。

この場合のクジラは、非常に大きな量の仮想通貨を保有している投資家や取引者のことを指しています。

海のクジラが非常に大きく、他の小魚たちを飲み込む光景に似ているから、このような比喩に用いられることになったのでしょう。

一般的に、ビットコインの場合は1万BTC以上を保有している人々をクジラと指しますが、これは一般的な定義であり、実際には状況によって異なります。

クジラは、大量の仮想通貨を保有していることから、市場の動向に影響を与えることがあります。

つまり、大きな金額が動いたらとりあえずクジラという表現を使うんだなくらいの感覚で問題ありません。

仮想通貨の市場は非常に変動的であり、価格の上昇や下落は非常に急速であることから、クジラが市場に大きな影響を与える理由の1つとなっています。

クジラが売買をすると、その取引量は市場に大きな影響を与えるため、価格の急激な上昇や下落を引き起こすことがあります。

そのためクジラの動向を注視することで、市場の方向性を把握することができるため、ビットコインや他の仮想通貨を取引する際には、クジラの動向を常に監視する必要もあります。

ちなみに、米政府は、ダークウェブ「シルクロード(Silk Road)」に関連する捜査で押収したBTCを4万枚以上保有しているので立派なクジラです。

しかし、2023年に押収したBTCを売却する予定としているため、その動向に注目が集まっています。

分散を謳っているWeb3.0とすると、クジラという権力者が存在していることが複雑なところですね。