コラム

ガチホのススメ

ガチホのススメ

はじめに

ガチホとは、ガチ(本気)でHOLD(保持する)するといということの略称です。

HODLという言葉も同じような意味合いで、HOLDという単語を並び替えたスラング(俗語)として使われています。

短期的な値動きに惑わされずに投資対象を長期保有し続けるということを表していて、大暴落が起きる度に手放してしまいたくなる衝動を抑えるために使われたりしています。

この手法は投資対象をただ保有し続けるだけなので、初心者でも実践することは可能です。

しかしながら、いざ自分の資産を投じて、対象銘柄が下落したとしたら冷静でいられるでしょうか?暴落を何度も経験しているならいざ知らず、初心者にとってはとても非常に動揺してしまう出来事となるでしょう。

下落しても将来的に上昇する保証はどこにもないからです。そのような時にガチホを続けられるでしょうか?

これは仮想通貨に限らないのですが、なぜ自分がその資産に投資したのかを一度冷静に振り返る機会を設けることを心がけたほうが良いと思います。(実際に冷静になれる余裕があるかは別ですが…)

鋼のメンタル

下落した時に資産を売って、そのまま未来永劫下落し続ける商品であれば手放すことが正解ですが、そんなことは誰にもわかりません。

下落した時に損失を出して売ったにもかかわらず、その後に上昇してしてしまい、その波に乗れずに上昇分の利益を得られなくなってしまう可能性だってあります。

それであれば、冷静な時に自分自身が選んだ資産の将来性を信じてあげるという選択肢があっても良いと思います。

ビットコインの例で言うと大暴騰と大暴落を繰り返していますが、ビットコインが出現してから10年以上経った現在、ガチホしている人は大きな利益を上げています。

自分の資産がみるみるうちに減っていく状況は相当な痛みを伴いますが、なぜその商品に投資しているかを思い返して、鋼の精神でガチホの選択肢も考えてみてください。

税税税

もう一つ、ガチホをお勧めする理由として税金問題があります。

ぶっちゃけ今の日本の仮想通貨に対する税金はエグいです。

見せしめのために毎年仮想通貨の利益に対する申告漏れがニュースにもなっていて、今の所は非常に肩身が狭い業界でもあります。

まず、日本の仮想通貨に対する税金の詳細はややこしい部分が多いので他サイトにお譲りするとして、ポイントは2つです。

税金がエグい

先ほども書きましたが、現時点での仮想通貨に対する税金はエグいです。

うっかりミスで申告漏れをしてしまったがために取り返しのつかないことになるなんてこともあります。「日本の税金エグい」、これは頭に入れておきましょう。

取引をしない

日本の仮想通貨に対する税金はエグいですが、取引をしないという方法を取ることで大分マシになると思っています。少なくとも問題の先送りはできます。

仮想通貨に税金が発生する主な事由として以下のものが挙げられます。

仮想通貨を売却て利益が発生したとき
仮想通貨同士を交換した時(交換する際に含み益があった場合)
仮想通貨で決済した時

また、取引をしない理由のポイントとして税金以外にも以下のものもあります。

取引記録の保管が手間
将来的な税制改善(願望)

ひとつずつ見ていきましょう。

仮想通貨を売却て利益が発生したとき

これは文字通りなのでイメージしやすいのではないでしょうか。

仮想通貨を買った時よりも売った時の方が高値であれば利益分について税金がかかってきます。

仮想通貨同士を交換した時(交換する際に含み益があった場合)

仮想通貨同士を交換しても税金が発生する可能性があります。例えば、100万円で買ったビットコインを持っているとします。

その後に値上がりして200万円となったタイミングで全てステーブルコインに交換したとします。

この時に利益分の100万円については、一度日本円に交換した後に取引がされたものともなされるため税金が発生します。

仮想通貨で決済した時

これは上の交換のケースと同じです。100万円で買ったビットコインが値上がりして200万円となったタイミングで、全て決済に利用した場合には利益分の100万円については、一度日本円に交換した後に取引がされたものともなされるため税金が発生します。

ビットコインの身近な決済場所でいうと、ビックカメラがあります。ビックカメラに行く機会があればレジにある決済マークを確認してみてください。

電子マネー決済以外にBitcoinマークもあります。ビットコインで電気商品が既に買えるっていうのは実はすごいことだと思います。もしも利用してみようとお考えの方は税金には注意しましょう。

取引記録の保管が手間

取引回数が多い人ほど取引記録の保管が面倒になります。

なぜかというと、取引内容を記録しておくことはもちろんのこと、その時の仮想通貨のレートについても記録しておかなければならないからです。

そして、取引記録一件ずつ確定申告の際に利益計算をして記載するという手間は正直尋常ではないと思います。

将来的な税制改善(願望)

ここまでで日本の税制がエゲツないことは理解していただけたかと思います。そのことで海外にシェアを奪われて大きな機会損失となっていることも問題視されています。

なので、将来的には税制が改善される可能性は十分あると思います。(改善してほしいな笑)

まとめ

ガチホをお勧めする主な理由を述べてきましたがいかがでしたでしょうか?

ここには記載しませんでしたが、Web3.0が普及することにより仮想通貨の需要増加や技術進化など、ガチホをすることによって受けられるであろう将来的な恩恵は他にもあります。

短期的な目線で一喜一憂するよりも、数年間ガチホをしてみて将来答え合わせをするということも面白いかもしれませんね。