アドレスポイズニング
アドレスポイズニングとは詐欺の手法の一つのことです。
まず詐欺者はユーザーの取引を追跡し、その取引履歴に記録されている受取人アドレスと類似した文字列で詐欺用のウォレットアドレスを作成します。
ここで気をつけたいところが、ウォレットのアドレスは冒頭と最後の数文字のみが表示されるということです。
冒頭と最後の数文字だけ合わせられてしまえば、省略された部分が異なっていてもパッと見は同じアドレスだと思ってしまうでしょう。
次に詐欺者は、その詐欺用アドレスからターゲットとなる者のウォレットに、少量の量のトークンを送金して、ターゲットユーザーの取引履歴にトランザクションを残します。
ウォレットの取引履歴に記録された詐欺用のアドレスを本物のアドレスと誤認したユーザーが、偽のアドレスの方をコピぺして送金してしまうと詐欺者のアドレスに送金されてしまうということになります。
予防方法
1.取引履歴からアドレスをコピーすることは避ける
取引履歴からのコピペは避けましょう。(便利だけれども…)
詐欺用のアドレスを仕込まれていたら終わりです。
2.送金先アドレスが正しいかを都度確認する
送金先のアドレスが正しいかを都度確認することで、うっかりミスも防げるので毎回実践した方が良いです。
3.よく使うアドレスをアドレス帳に登録する
テスト送金等で本物のアドレスであることを確認後にアドレス帳に登録するようにしましょう。間違っても詐欺アドレスを登録してしまったら終わりです。
また、取引所などのアドレスは変更となることもあるため、アドレス帳に登録していても都度送金アドレスが正しいか確認することも大切です。