APY・APR
APY(Annual Percentage Yield)とAPR(Annual Percentage Rate)は、どちらも利率を示す指標のことです。
APRは、1年間にかかる利息や手数料を示す指標で、利息や手数料の合計額を元本に対して割合化したもので、複利の影響を受けない単利の利率を表します。
一方、APYは複利の影響を考慮した利率を示す指標で、1年間の利回りを示します。
APYは、1年間に複利で利息が加算された場合の実質利率を示すため、同じ利率であっても複利の影響を受けるAPYの方が単利のAPRよりも高くなります。
【APR/単位:円】
【APY/単位:円】
ポイントとしては、APRやAPYが高いからといって惑わされないことです。
Aトークンを元本100万円でAPY数万%でステーキングしたとしましょう。
APYが数万%もあれば、1年後はとんでもない金額になっているはずですが、ここで大事なのは元本が変わらないことを前提とした場合です。
トークンAのAPYは数万%だとしてもあっという間に元本価格が減少していくことでしょう。
実際にこのようにAPYが数万%や数十万%といったトークンはかなりの数がありましたが、金額が下がるかAPYが急激に現実的な数値になるといった結果となりました。
APRやAPYが高いものほど注意した方が良いでしょう。