仮想通貨の価格の求め方
仮想通貨の価格は、市場における供給と需要によって決まります。
ここでは、代表的な仮想通貨であるビットコインを例にして、価格の求め方と参照方法について解説します。
価格の求め方
ビットコインの価格は、市場における取引所で取引されている価格を基に決まります。
取引所によって価格が異なる場合があるため、代表的な取引所の価格を平均したものが、一般的に報じられる価格として使われています。
具体的には、以下のような方法で価格が求められます。
取引所の価格を取得する
ビットコインは、世界中の多数の取引所で取引されています。
そのため、まずは各取引所の価格を調べます。
日本の代表的な取引所としては、bitFlyer、Coincheckなどがあります。
取引所の価格を比較する
複数の取引所の価格を比較し、それらの平均値を求めます。
この平均値が、一般的に報じられるビットコインの価格として使われます。
価格の参照方法
ビットコインの価格は、インターネット上の各種サイトやアプリで参照することができます。
以下に、代表的な参照方法を紹介します。
取引所のサイト
多くの取引所では、自社サイトでビットコインの価格をリアルタイムに公開しています。
取引所によって表示方法が異なる場合があるため、各取引所のサイトを参照しましょう。
ビットコインチャートサイト
ビットコインの価格の推移をグラフで確認することができるサイトがあります。
代表的なサイトに、CoinMarketCapやCoinGeckoがあります。
スマートフォンアプリ
ビットコインの価格をリアルタイムで確認することができるスマートフォンアプリがあります。
一つずつ調べた訳ではないですが、たくさんあります。
マーケットキャップを参照してみよう
マーケットキャップとは、仮想通貨の総発行量に現在の価格を掛けたものです。
マーケットキャップが大きいほど、市場での需要が高いとされます。多くの仮想通貨情報サイトでマーケットキャップを参照することができます。
例えばビットコインの場合は次のようになります。
参照先:CoinMarketCap
ビットコインの価格
ビットコイン1枚あたりの金額は上の画像時点では、約355万円です。
購入できる枚数は1枚からという制約も無いので、例えば0.0001枚購入等、自分の予算に見合った購入ができますので安心してください。
さて、ここで画像中の式の通りにビットコインの価格を計算してみましょう。
約68兆円という千億円単位を端数として切り捨てられるくらいとんでもない価格となっています。
ちなみに仮想通貨の中でビットコインが圧倒的に一番価格が高い通貨となっています。
循環サプライという項目は、現時点で市場に流通しているビットコインの枚数のことです。
ビットコインは最大発行枚数が2,100万枚と決まっているので、時間が経てば経つほど希少性が増して価格も上昇するであろうと考えられています。
金額の妥当性
上記の計算式を理解しているとビットコイン以外の価格についても算出できます。
このことにより過熱感があるかどうかの一つの判断基準を持つことができます。
例えば、1枚1円の仮想通貨が100兆枚あったとします。
この通貨が割安か割高かを循環サプライを見ることで判断材料とすることができます。
1枚の金額は1円ですが、この仮想通貨の全体の金額を見てみると100兆円となり、現時点でのビットコインの時価総額を超えてしまいます。
このように計算してみると、「ビットコインより高い金額の仮想通貨は非常に割高だよね」というような判断の仕方ができる訳です。
つまり、仮想通貨詐欺を回避するための防御力が身につきます。
画像のサイトであるCoinMarketCapを見ながら計算をしてみると色々と面白い発見があると思います。
現時点で仮想通貨の種類が2万種類を超えているって知っていましたか?