フォーク
仮想通貨のフォークとはざっくり言ってしまうと、仮想通貨の世界で起こる進化や改善のためのイベントのことです。
新しい機能や改善点が加わることで、仮想通貨がより便利で価値が高くなることが期待されます。
フォークには2つの種類が存在し、1つは「ソフトフォーク」で、もう1つは「ハードフォーク」と呼ばれています。
ソフトフォークは全員が新しいルールに従う必要があるけど、古いルールでも通貨を使えるといったもので、ブロックチェーンの分岐を回避することができます。
反対にハードフォークは全員が新しいルールに従わないとブロックチェーンが分かれてしまうため、古い通貨と新しい通貨という形で分離して、別々の機能を持って独立したものとなります。
例えば、あるお店でトイレが改装されたとします。
それに伴って便器が新しいタイプに変わり、便座の温度調整もできるようになりました。
この改装はトイレの利便性は向上しますが、新しい便器に慣れないとちょっと戸惑う人もいるかもしれません。
これがソフトフォークの例です。
同じようにトイレでハードフォークを例えると、今までのトイレはそのままで、近くに新しい機能を搭載したトイレを新しく作ってしまうという感じです。
古いトイレの使い勝手は今までと変わらないため、新しいトイレの機能を使いたい人は新しいトイレを使うという形で自分にとって使い勝手のいいトイレを選べるようになります。
フォークは古い方が良いとか、新しい方が良いというのは一概には言えません。
投資を行うのであれば、どういう経緯でどのような内容のフォークを実施したということを把握することが大切です。